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東海・東南海・南海連動型地震  全壊96万戸  死者2万8000人

東京直下型地震         全壊85万戸  死者1万3000人

中部圏直下型地震        全壊30万戸  死者1万1000人

近畿圏直下型地震        全壊97万戸  死者4万2000人

 
 これは、政府の中央防災会議が2003年にまとめた被害想定です。東日本大震災の惨状を目の当たりにして、「こんな想定では済まないだろうに…」と思っていたら、今朝の朝日朝刊に「被害想定の見直しが進み、想定が大幅に膨らむ可能性がある」との記事が。

 それはそうでしょう。駿河湾から南に延びる南海トラフ沿いでは、東海・東南海・南海の3連動巨大地震が今世紀前半にも起きると予想されていますが、今回の東北太平洋沖の連動型地震と大きく異なるのは、静岡から西の太平洋沿岸の人口集積は、東北地方とは比較にならないくらい大きいことです。

 ちなみにこの沿岸の既存の原発立地点で代表的なものは静岡県の浜岡ですが、豊予海峡に面した愛媛県の伊方、鹿児島県の西側海域に面した川内も含めていいかもしれません。
 
 もう一つ、問題なのは、こうした静岡以西で巨大地震が起きた場合、震央の位置によっては、10分以内、場所によっては5分程度で大津波が来襲する恐れがあるとされていることです。
 
 ここ鹿児島市は、深い鹿児島湾の奥にあるため、比較的、津波の被害は抑えられそうですが、それでも、桜島の大噴火によって山体崩壊が起こり、湾内になだれ落ちるようなことがあれば、鹿児島市内はひとたまりもないでしょう。その可能性がどの程度あるのかはわかりませんが、かつて、そういう大規模災害が九州で発生しています。

 いわゆる「島原大変肥後迷惑」と呼ばれているこの災害は、今から220年前の1792年、雲仙普賢岳の噴火に伴う地震によって城下町の背後の眉山が大規模に崩壊し、0.34 km3に上る大量の土砂が島原の街を通って有明海へ向かって流れ落ちたものです。有明海に達した土砂の衝撃によって発生した津波は、島原の対岸の肥後国の天草に襲いかかり、肥後の海岸で反射した返し波が島原を再び襲ったとされています。島原大変肥後迷惑による死者は計1万5千人にも及び、有史以来日本最大の火山災害として記録されています。
 
 「まさか、そのようなことは…」という気ままで勝手な人間の思い込みを、いとも簡単に母なる地球は裏切ってくれる。過信を戒めるように、あれほどの災害史が記録され、語り継がれているにもかかわらず、私たちは漠然とした安心感の上に胡坐をかき続けているわけです。
 
 原発神話も含め、「根拠なき安心」を、こともあろうに断定的に振りまいてきた専門家、研究者の責任の重大さはいうまでもありませんが。
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