上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 IMG_0974.jpg今年、2011年が国連が定めた「国際森林年」だということは、あまり知られてないようですね。温暖化防止、環境保全などに大きな役割を果たす森の再生に向けた取り組みを進めようというものですが、もう少しPRに力を入れてもいいような気がします。

国連食糧農業機関の統計では、世界の森林面積は約40億ヘクタール。地球の陸地面積の30%ほどですが、それでも、この20年間で日本の面積の4倍の森が消えました。南米やアフリカを中心に熱帯雨林の伐採が進んでいるのが大きな原因ですが、一方で、日本国内の森林は、逆に木を伐採しないことが問題になっています。

戦後、経済成長の波に乗って、木材の需要が急激に高まり、政府は1964年に木材輸入を全面自由化します。これによって、安価な輸入材が大量に出回り、国産材の価格が低迷して採算性が悪化。林業従事者の減少と高齢化で、間伐など森林の整備に手が回らなくなっているのです。間伐が行われなければ樹木の成長に支障が出ますし、陽光の差し込まないところには下草も生えず、大雨になれば一気に表土が流出してしまいます。

鹿児島県内の山村を歩いてみると、こうした手入れ放棄森林の姿をいたるところで見かけることが出来ます。2009年現在、28%弱の木材自給率を10年後に50%まで引き上げようと、学校や図書館などの公共建築物で木材を使用することを進める法律を作ったり、森林認証制度などがスタートしていますが、まだまだ、世間の関心は薄いのが現状です。

カーボンニュートラルな木の特性から温暖化防止の大きな柱になっていますが、森の効用は景観保全や多様な動植物の生態系の保護、防災、保水力=雨水の浄化など、数え上げればキリがないほどです。

最近は企業もその社会的責任の一つとして「企業の森」を整備するケースが増えてきました。生命を支え、育むエコロジーの宝庫である故郷の森を、どのように次の世代に伝えていくか。目先のことだけでなく、100年、200年のスパンで企業が地域に貢献することも、真剣に考えなくちゃいけない時代なのでしょう。
Secret

TrackBackURL
→http://tenokuchinomadokara.blog133.fc2.com/tb.php/60-05421af0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。