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 うんと以前、もう10年以上も前のことですが、オウム真理教の松本智津夫被告の第87回公判で、こんなやり取りがありました。

 裁判長 「もっと、わかりやすい質問をしてください。関係する質問、証人がわかる質問を」
 弁護士 「努力します」
 裁判長 「努力だけでなく、結果を示してください」

 「努力をする」と、その場をすませようとした弁護士に対して、この法廷の裁判長は、弁護人としての職責を果たし、きちんと結果を出すことを命じたもので、刑事法廷での裁判長発言としては、極めて異例です。

 「○△に全力をあげる」「◇■に懸命に取り組む」「☆△に向けて対策を講じる」などなど。評価する物差しのない言葉上の決意表明は、言ってる方も、聞いている方も、意識的にか無意識的にか、お互いにその場を糊塗しようとしているある種の「共犯関係」にあります。

 具体性のない、検証不能の言葉遊びが、政界にも、組織内にも横行し始めると、すべてが先送りされ、結果、取り返しのない事態に陥ってしまう。

 その点、動物も植物も、その場しのぎなどしない。雪が降ろうと、嵐が襲おうと、生きることに、咲くことに、実らせることに、一所懸命です。誤魔化す知恵を身に付けたところから、類人猿ヒト科の哀しみが始まっているのかもしれません。

 我と我が身を振り返りつつ、自省、反省しきりです。
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