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2011.02.15 目からウロコ
 最近でもない、ずいぶん以前からだけど、CMや新聞広告に「美肌にコラーゲン!」という謳い文句が氾濫しています。コラーゲンをたっぷり含んだ健康食品で、貴女のお肌が見違えるように!というキャッチコピーに「ふ~ん、そんなものかな」と思っていたのですが、実は、これは真っ赤なウソなんですね。

 コラーゲンは細胞と細胞の間を満たすクッションのような物質で、お肌の張りや潤いはコラーゲンの役割であることは事実です。では、コラーゲンを体内摂取すると、お肌がツヤツヤ、ピ~ンとなるかというと、答えは「否!」なのです。口から入ったコラーゲンは、胃腸で木っ端みじんに分解されて、別のアミノ酸となって吸収されるか、もしくは排泄されてしまう。関節痛だといって、鶏や牛や豚の軟骨を食べても、意味がないのも全く同じ理屈です。

 一方、コラーゲン入り化粧品を顔に塗りたくってみるのはどうなのでしょう。これも、無意味に近いのだそうですね。コラーゲンが皮膚から吸収されて定着するなんて、全くあり得ない話で、たまたま、お肌がスベスベしたのは化粧品に含まれるグリセリンなどの保湿剤で肌の隙間を埋めただけなのです。

 ずっと以前、グルタミン酸ソーダを主成分とする某化学調味料を食べると「頭が良くなる」という本がベストセラーになったことがありますが、これも、根拠のない話。食ったものは、全てが消化管で破壊され、まるで別物のアミノ酸、タンパク質となって必要量だけ体内に供給されるのですから、当然といえば当然の話です。

 以上は、少しでも化学、生化学をかじった人なら誰でも知っていることですが、相変わらずの誇大?広告がまかり通り、ビジネスとして成立している怪を、どう考えたらいいのでしょう。ま、宗教というか信仰の世界の話なんだと考えれば、それはそれでいいのでしょうが…。

 この世の中、こうした非科学的なビジネスがあちこちで隆盛を極めていますが、それを黙って見ている専門家も、どうかと思いますね。

 ちなみに、コラーゲンの話など、詳しくは福岡伸一さんの著書「動的平衡」(木楽舎)をお読みいただければ…目からウロコの連続ですよ。
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