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2011.01.04 謹賀新年!
明けましておめでとうございます。
今年の年明けは、詩で始まりました。
まず、年賀状…初めて、詩を引用しての賀状。以前から気にいっていた谷川俊太郎さんの「朝」という詩を使わせていただきました。
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謹賀新年
百年前ぼくはここにいなかった
百年後ぼくはここにいないだろう
 当たり前の所のようでいて
地上はきっと思いがけない場所なんだ
・・・・
今朝一滴の水のすきとおった冷たさが
ぼくに人間とは何かを教える
 魚たちと鳥たちとそして
  僕をころすかもしれぬけものすら
       その水をわかちあいたい
谷川俊太郎 「朝」より
心穏やかに前に向かいたいと思います。
皆様にとっても、幸い多き一年でありますように。
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そして、今日の仕事始めの挨拶、これも期せずして、詩になりました。

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この年末年始、NHKで一人の詩人が紹介されました。柴田トヨさん、99歳の栃木県に住むお婆ちゃんです。昨年、98歳で初めて処女詩集「くじけないで」を出版し、あっという間に詩集としては異例のベストセラーになった詩集です。大変な苦労をされながら、90歳を過ぎてから詩を書き始めます。
ちょっと紹介します。

○…私ね 人から やさしさを貰ったら 心に貯金しておくの
さびしくなった時は それを引き出して 元気になる
あなたも 今から積んでおきなさい
年金より いいわよ…○

「貯金」という詩です。
もうひとつ、「先生に」という詩を紹介します。

○…私をおばあちゃんと呼ばないで
 「今日は何曜日?」
 「9+9は幾つ?」
 そんな バカな質問もしないでほしい
 「柴田さん西条八十の詩は好きですか?
 小泉内閣をどう思います?」
 こんな質問ならうれしいわ…○

唐突に柴田さんの詩を紹介したのは、私たちのイメージするこの世界、社会、地域と言い換えても構いませんが、本当に多くの方々が、その人たちの数だけのさまざまな想いと現実の暮らしを生きてらっしゃるということを思い起こしていただきたかったからです。
99歳のお婆ちゃんは、きっとこんな状態だろうと勝手に思い込まない。先入観で、人々の群れを同じ均質の集団とみなして、大量生産、大量消費、大量廃棄していく時代はとっくに終わり、今は、一人ひとりの個性や価値観と大切に向かい合う時代に入っています。私たちの仕事、サービスも、当然ながら、そうした個別のお客様の世界と向き合わねばならないということです。

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何とも、仕事始めに相応しいのかどうなのか、怪しい挨拶のような気もしますが、ま、いいか。
大雪に見舞われた鹿児島の元旦…一面の銀世界は、あのこと、このこと、これまでのあれこれを浄化し、漂泊してくれるようなリセット感覚に満ちていて、それはそれなりに清々しい年明けでした。
願わくば、この瑞々しい感覚を一年間維持できますように、と意思の弱い自分に言い聞かせています。

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