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別に断筆宣言をした訳ではありませんが、長いご無沙汰でした。
記者時代からそうでしたが、文字を書き連ねる作業にはバイオリズムが大いに関係していて、興というか、気分というか、ノリがないと白紙に向かえないようなところがあります。

今年もあと二週間。ジングルベルの軽やかなメロディーに乗って、2010年の時の流れが滝のように流れ落ちて行きます。暮れていく寂しさと、歳末特有の街の喧騒が、奇妙に調和する不思議な時期です。
今年の流行語大賞は「ゲゲゲの…」、そして、「いい質問ですねぇ~」「イクメン」「AKB48」「女子会」などが決まりました。ちょうど20年前、バブル絶頂期の1990年の流行語は「ファジー」が大賞で、「オヤジギャル」「アッシー君」「ちびまるこチャン」「バブル経済」…荒っぽいけれど、肉食系の時代だったんだなぁ、と懐かしく思い出されます。

昨夜は、オウム真理教が起こした松本サリン事件の被害者で、当初犯人扱いされ、報道被害に痛めつけられた河野義行さんと久しぶりに再会、夜遅くまで旧交を温めました。あの事件が1994年ですから、ちょうどバブル崩壊の直後。豊かさの中で魂の拠り所を失ってしまった若者たちを惹きつけたオウム真理教は、翌年には地下鉄サリン事件を起こして、教祖の麻原彰晃が逮捕されます。全国で中学生のいじめ自殺が相次いだ年でもありました。
あの頃から日本のあちこちで広がり始めた漠然とした閉塞感は、いまも、なお、晴れることなく、一層深まっているような気もします。

あの頃44歳だった河野さんも還暦を迎えました。とつとつとした語り口で穏やかに事件を振り返る表情に、思いがけない災難に人生を変えられて、なお、しっかりと優しく前に向かって生きようとする男の強さを感じさせられた夜でもありました。

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