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2010.10.19 クマ受難
このところ、毎日といっていいほど、クマ出没のニュースが紙面を賑わせています。
九州では、とっくにクマが絶滅したといわれますが、子供のころ私の育った山口県の中国山地では当時、ツキノワグマが出没し警戒情報が流れたものでした。実際に見たことはありませんが。

ところで、なぜ、この秋、急にクマが人里(というより市街地ですね)に出現し始めたのか。訳もなく、私たちオヤジのように街の灯りを求めてウロウロしているわけではなさそうです。この夏の猛暑の影響で、彼らの主食であるドングリ類が不作なのですね。ドングリとはナラ、シイ、カシなどの実ですが、これにカブトムシが運び役になる細菌汚染が加わって、各地でこうした樹木の立ち枯れ現象が起きているらしい。

 もう一つ、思うのは、やはり森林の荒廃でしょう。かつて、集落の周りは薪拾いや肥料用の枯れ葉、あるいは湧き水を手に入れるための里山が広がっていました。いわゆる自然の森との境目に人間が手を入れることでクマやイノシシやシカなどの野生動物の生息圏と人間の生活圏を棲み分ける知恵が働いていたのですね。

 そうした里山作りの経験知が、過疎高齢化の波で失われ、鹿児島の山間部を車で走ってみても、間伐も下刈りもされないまま荒れ放題の人工林があちこちに見られます。地材地消の掛け声も、森林労働者の後継者がいない中では虚しく聞こえてくるばかりです。四季折々の規則的な季節変化がみられる日本列島は世界でも有数の森文化を誇った地域ですが、 何とも寂しい状態になってしまって、このままでは、射殺されるクマたちも浮かばれません。

 ちなみに、鹿児島でクマに出くわすことはないでしょうが、もし襲われたら抵抗せずに、地に這いつくばって首と頭部を両手で守るのが一番だそうです。クマは一撃しかしない・・一撃後は、立ち去っていくらしいので。怪我は免れませんが、生命だけは守れるようです。彼らは泳ぎも木登りも上手なので、至近距離から逃げてもムダだそうですので、念のため。

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