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2010.09.24 落とし穴
先日、聞いた話…

鹿児島市内のある中学校での英語の試験のことですが、こういう問題が出たそうです。
<What is that?  That is (  )animal. >
何ということのない、むかし習った不定冠詞を答えさせる問題ですね。
教師が求めた正解は「an」なのでしょう。母音で始まる名詞は「an」、そうでなければ「a」って、習いました。
で、ここまでは、それでヨシとしましょう。
まず第一の疑問は、What is That?という疑問形に対する、通常の答えはIt is ○○.ではないかということ。ま、それはともかく、もうひとつ…私に言わせれば、そもそも、こんな会話はどんな状況下で成立するのか、ということです。「ねぇ、あれ、何?」という質問に「動物だよ」と答えるシチュエーションって、尋ねる方が何を見て問いを発し、答える方が指されたものをなぜ「動物」と答えたのか。う~ん、と首を傾げてしまう。
質問者がいうThatとは、いかなるものだったのか。牛や馬やイノシシやキツネだったら、答える方は、そのまま、「牛だよ」とか「イノシシに決まってんじゃん」と答えるのでしょうが、何と、「動物だよ」と答えている。尋ねている人は、きっと、魚なのか、草なのか、木なのか、人間なのか、判断のつかない人物に違いないから、本当はイノシシなんだけど、ここは「動物」と答えておくか。そんな風にでも解釈しないと、この会話は非常識に過ぎる。
考えてみるに、私たちの一生の間で、こういう不思議な会話は、まず、おそらく、きっと、、いや、絶対に一度もやりとりすることがないのではないか。

と、挙げ足を取るような言い方をしてしまいましたが、くだんの英語教師のイマジネーションの乏しさをあげつらっているわけではありません。
正しくても、何の役にも立たない。形式的に問題がなくても、実質としては無意味である。
世の中は、そういった落とし穴、錯覚に満ち満ちていて、そうした錯視を前提に硬直した判断をしてしまう人々が少なからずいる、ということ。我が身を振り返りながら、思うことではありました。

秋風が吹き始め、季節はゆっくりと夏から遠ざかっていきます。

風立ちぬ いざ 生きめやも
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