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 JR北海道、目を覆うばかりですね。先日、同社が公表したレール検査データの偽装報告に関する社内調査結果で、保線担当部署の7割以上がデータを改ざんしていたそうです。民営化以来続く赤字体質、労使間の慣れあいなど、さまざまな背景が指摘されていますが、公共交通機関として最低最悪の事態であることは間違いありません。

 JR北海道が相次ぐ不祥事で揺れる中、1月15日朝、元社長で現相談役の坂本真一氏が、北海道余市町の港内で遺体で発見されました。11年9月には、当時の中島尚俊社長が入水自殺しており、経営トップ経験者の自殺は2人目です。

 なぜ、二人の元社長が死を選んだんのか…。責任を深く痛感し、後悔の念と世間へのお詫びの想いで自ら死を選んだと思いたいのですが、コトはそうシンプルではなさそうです。坂元氏は相談役ではあるものの、取締役ではありません。が、毎回、取締役会にオブザーバーの立場で顔を出し、坂本氏の前では社長をはじめ誰も異論反論をさしはさめない雰囲気だったそうなんですね。異様な役員会というしかありません。

 昨年11月、坂本氏ら旧経営陣が取締役会に出席していたことが国会で問題視されたのですが、その際、現取締役の一人は「社長が思うように発言できない。旧経営陣に振り回されている」と告白しています。この坂本氏が先に自殺した中島氏を社長に引き上げ、さらに、その死後、同じ技術畑の野島社長を後押しして社長に就けたといわれており、現在でもJR北海道の支配者として強力な院政を敷いていたわけです。そりゃ、自分を引き立ててくれた大先輩に、そう簡単に歯向かえる訳がない。

 サラリーマンの悲しい性といえば、それまでですが、企業風土はこうしたトップたちの振る舞い、執着というか強欲によって確実に蝕まれ、衰退していくという好例といえそうです。上司に意見するのは勇気が要るかもしれませんが、見て見ぬふりをして、諦めの空気が組織内に漂い始めてからでは遅すぎる。自分を高みに置いて、すべてを仕切ろうとしていないか…上司にも、時に自省する機会が必要なのでしょう。

結局、ツケはお客様と社員がひっかぶることになるのですから。もって瞑すべき…と自分自身に言い聞かせています。
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