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2014.01.14 両老人の意気
「落選後の生活不安」のために徳洲会から5000万円を無利子無担保で借りたと言い張ったイノセの後任を選ぶ都知事選がにわかに面白くなってきました。今日、細川護熙・元首相が出馬を明らかにして、これを小泉純一郎・元総理が全面的に支援するというのです。争点は、もちろん、原発の是非…。

小泉さんの脱原発論が物議をかもし、賛否両派が互いに「無責任だ」と言い合ったのは昨年秋。小泉さんは使用済み核燃料の処分場の目途も立たないまま原発を再稼働させるのは無責任と批判しました。世界有数の地震国であり、火山国であるニッポンで北欧のように地中深くに10万年間も使用済み核燃料を保管するという計画が、いかに無責任であるか。言われてみれば、当然の話です。

これに対し、推進派は原発を止めれば、高い石油や天然ガスを使った発電に頼らざるを得ず、コスト高が日本の経済競争力を阻害するとして小泉論を「無責任だ」と切り捨てる。

そもそも、容認&推進派の「原子力発電=低コスト」というアピールそのものが、根底から間違っています。単に原子力発電の運転コストだけでなく、設備、保全、廃炉、そして使用済み燃料の保管、さらに事故時の賠償や地元自治体などへの立地交付金などを総合すれば、原子力発電ほどコストの高いものはないことは、福島第一原発事故で身に染みてわかったはずです。

太陽光、風力、地熱だけでなく、日本近海に大量に埋蔵されているメタンハイドレート、北海道に無尽蔵に存在する泥炭を液化、ガス化するなど、日本国内の代替エネルギーの開発可能性は、数十年も前からいわれていながら、原子力ムラの妨害で、国産エネルギーの積極的な開発は封印されていたというのが実情だといわれています。

今日の会見で、小泉さんは「原発なしでも日本は発展するというグループと、原発なしでは日本は発展しないというグループの戦いだ」と細川全面支援を明らかにしました。久しぶりにダイナミックな選挙、政治がよみがえってきそうな予感がします。

トイレのないマンションで安穏に暮らしながら、まだ生まれてきてもいない100年後、1000年後、1万年後の子供たちに、自分たちの糞便のツケ回しを続ける私たちとは何者なのか…。そういった倫理的な問題に加え、戦後の経済発展のドン詰まりに至った日本経済の構造を、地球環境、人々の暮らしの安全安心に沿いながら再構築する契機にもなる小泉、細川両老人の主張を、エネルギーと食料を地方に頼りながら繁栄をむさぼっている首都の人々がどう受け止めるのでしょうか。曲がり角に来ているこの国の政治の大きな試金石だと思います。

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