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2012.12.05 親父の小言
自室の白板に「親父の小言」を列挙した和手ぬぐいを張り付けています。蕎麦屋で売っていたのが目に留まり、買ってきたものですが、読んでみると、これがナカナカ含蓄に富んでいるんですね。

世間でよく言われている説教話を集めてきたものらしく、取り上げられているのは40の小言。一度はどこかで聞いたような言葉ばかりですが、毎日、眺めていると、心の底にストンと落ちるような説得力があるから不思議です。世間知というのは、侮れません。


まず、第一に掲載されているのが
「朝はきげん良くしろ」   です。

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「朝から上司が不機嫌だ」「朝から挨拶も返してくれない」「朝から職場の雰囲気が暗い」…こういう経験は、誰しもあるものです。そりゃ、前夜、飲みすぎて同僚と口論になったり、上司に絡まれたり、出勤前に夫婦喧嘩で気まずい雰囲気になったり、あるいは、心配事で睡眠不足だったり…ということ、当然あるでしょう。

それを、職場も含めて対外的な場に引きずってこられたのでは、周囲の人たちはたまったもんじゃありません。それが許されるのは、せいぜい幼児期から小学生くらいまででしょう。少なくとも、朝っぱらから不機嫌な表情を見せても許されるという、とんでもない「甘え」は、大人の振る舞いではありませんね。朝っぱらから、部下や後輩が顔色や機嫌をうかがわなければならないような上司や先輩は、それだけで失格だと考えていい。

なぜ、「朝の不機嫌」が禁物なのか。人間は、学校や家庭で教えられたわけでもないのに、夕暮れ時になると、心寂しく感傷的になってしまうという本性を持っています。夕日が沈むのを眺めながら「元気が湧いてきた」という人には、あまりお目にかかりません。逆に、朝日が昇るのを眺めながら、センチメンタルになってしまうという人もあまりいない。

その理由は、類人猿ヒト科、つまり私たち人間が、まだパンツを履く前、サルだったころにさかのぼります。太古の昔、夜の訪れは野獣の攻撃を恐れ、寒さを恐れ、暗黒を恐れ、次に明るくなる翌朝までに生命を落とすことが多かったのですね。逆に太陽の光が照らし始める朝は、本能的にサバイバル、再生の喜びを噛みしめる時間帯だった。そのDNAが連綿と引き継がれてきているのです。

そんな「希望に満ちた朝」に、自分の都合と甘えで不機嫌に振る舞うことが、どれだけ、周囲の空気を壊してしまうか…いうまでもありません。「朝はきげん良くしろ」。些細なことに見えて、とても大切な心がけだと思います。

この「親父の小言」第一項目だけは、自信があるのでエラそうに書かせてもらってますが…その他の小言には、我が身を振り返って反省するところ多々あります。「親の小言と冷酒は、後からジワリと効いてくる」…という格言もありますが、亡くなった故郷のオヤジの話、もっと聞いておくべきだったと、いまさらながら思うこのごろです。


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