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 本当に情けなくなってしまう。

 週刊朝日今週号が報じた橋下・大阪市長の出自を追いかけた連載記事について、昨日、橋下市長は記者会見の大半を費やして反論、結果、今後朝日新聞の取材を拒否することを明らかにしました。産経新聞web版が報じた会見詳報を読む限り、これは週刊朝日の全面降伏しかないでしょう。「ハシシタの本性を明らかにすることが目的で、その政治手法を検証する気はない」などと冒頭でわざわざ断って、実父が被差別部落の出身であることや、その地域を特定するなどというのは、ジャーナリズムの自殺行為というしかありません。

 「週刊朝日は朝日新聞の100%出資する子会社・朝日新聞出版が発行している雑誌で、そもそも編集権は別」と、会見に出席していた朝日記者が抗弁していましたが、これも、マスコミの内輪の話ならともかく、「言論被害者」になってしまった橋下市長に通じないのは当たり前です。

 それよりも情けなかったのは、次のような会見でのやりとりでした。

 橋下市長    「(あなた個人としては)週刊朝日が特定地域を指して被差別部落地域と出すことは問題ないと考えているのか」

 朝日新聞記者 「私の立場でいいとも悪いとも言えない」
 
 その前に、橋下市長から、「朝日新聞が週刊朝日と違う認識・立場であるのなら、すぐに子会社への出資を取りやめるべきじゃないか」と記者に尋ねたのに対し、「そういう経営判断は、私ではできない」と答えており、ここまではわかるのです。しかし、特定地域を被差別部落と名指しし、それを報道することに対する是非を訊かれて、「いいとも悪いとも言えない」はないでしょう。記者よりも朝日新聞社員であることに気を回した結果と想像できますが、だったら、記者なんかやめてしまったらいい。「〇〇新聞社の社員である前に、あなたは記者だろう」と言ってやりたくなる。

 橋下市長の一連の政治手法には、大いなる疑念を持っていますが、今回の一件に関しては100%、彼に理があります。血脈主義、身分制、いわれなき差別が、民族浄化運動につながり、アウシュビッツなどの無数の悲劇をもたらしたという彼の指摘は、まさにその通りです。

 問われるべきは、週刊朝日の全く逆で、公人としての橋下徹がどのような政治手法でどのような政策を掲げ、いかなる未来構想を描いているのか、という一点に尽きます。被差別集落の場所を公然と報道することに「いいとも悪いとも」と口ごもるような企業内記者たちでは、これ以上期待しても無駄なのでしょうけれど…

 
 
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