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2012.07.24 闘病中の友に
 この週末、後輩と二人で福岡まで闘病中の友人の見舞いに行ってきました。
 
 福岡の放送局の元報道部長。ソウルやバンコクの特派員として、数多の現場の修羅場をかいくぐってきた、かつての仲間です。東京支社に異動し、地下鉄駅構内で倒れたのが一昨年の3月。その夜、一緒に見舞った後輩と二人で飲んでいたところに一報が入りました。「まさか!」という思いで、あちこちの関係者先に電話を入れたのが、つい昨日のようです。奥様から「あの夜、あなたから3回も主人の携帯に電話が入っていたのですよ」と言われ、そこまで深刻な病状だったことを知らなかったとはいえ、恐縮してしまいました。

 友人は、二度の緊急手術で生命は取り止めましたが、その後、脳への血流量の低下が原因でこん睡状態に。そのまま意識が戻ることなく、二年間余りにわたる闘病生活が続いています。

 再会した友人は、車いすに座って、待ってくれていました。声をかけ、腕をさすり…そのたびに、眼球がわずかに反応するものの、もちろん、言葉は発しません。医師でもある奥様のお話では、二年余りかかってようやく車いすに乗り、わずかずつですが、声掛けにも反応するくらい回復したとのことでした。

 麻雀やパチンコが好き、親分肌で後輩記者たちの誘いを断ることもなく、毎夜のように酒を酌み交わし、報道のあり方や、この国のテレビジャーナリズムの劣化を嘆いていた友…いまにも、目をさまし、「あらら、来てくれたんだ。飲み行きましょうよ!話したいことが山ほどあるよ」と言ってくれそうな、昔と変わらぬ表情でした。

 慌ただしいお見舞いでしたが、会えて本当によかった。懸命に病と闘う友の体温を、右の掌に感じながら、大きな力を与えられた時間でもありました。負けてはいられません。
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