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2012.06.28 会社って?
 株主総会が終わり、二年に一度の役員改選も承認されて、去る人、新たに経営陣に加わった人…新しい体制で会社がスタートしました。

 東日本大震災と福島第一原発の事故を受けて、先行き不安の中で突入した2011年度でしたが、結果的には事実上の増収増益、よく頑張ったなぁ…と社員の皆さんに感謝しながらの総会でもありました。

 あまり深く考えたこともなかったのですが、会社組織というのは考えれば考えるほど、実は不可思議な存在です。法律によって人格を与えられた法人として、人と同じようにさまざまな契約を結ぶことができる。これが近代の企業に与えられたアイデンティティなのでしょうが、「会社」という法人は目にも見えないし、触れることもできない。

 会社って誰のものなの?という問いも、また、難しいテーマです。法によって人格を与えられた疑似人格ということでいえば、私は誰のものなの?という問いに「私は誰のものでもない」と答えるしかないのと同じように、誰のものでもない。支配権を持つ人(株主)はいても、所有権ははたしてどうなのでしょう。

 会社法上は,「株式会社は株主(shareholder)のもの」です。法制度上,経営者の任免・監視は株主の手に委ねられています。だからといって,「株式会社は株主のもの」とするのは,いささか視点の狭いとらえ方とする意見もあります。株主は,会社の負債に対し,有限責任しか持たない。つまり,持ち分をこえる負債に対して支払い義務を持ちません。したがって,株主の所有権は完全な所有権とみてよいかは,論議の余地があり、昔から神学論争のタネとなっていたようですね。
 
 よくステークホールダーという言い方をされます。利害関係者といえばいいのでしょうか。そうした目で会社を取り巻く関わり合いを見てみると、まず第一にオーナー、投資家である株主、そして、従業員、取引先、顧客、競争相手、地域社会、税金も納めますから国家、あるいは行政…他にも、まだありそうです。会社とは、法律で規定されている範囲よりもっと広く、社会全体のための存在といった方がしっくりくるのかもしれません。

 近江商人の「売り手よし,買い手よし,世間よし」の「三方よし」という考え方、あるいは「士魂商才…利は後に、義を先に」の精神は、こうして考えてみると、欧米流の企業観より進んでいたんだなぁ、と思うのですね
 
 こうした「会社は社会のもの」という考え方に立つと,「誰のものか」ではなく「誰のためにあるのか」という存在意義に心を砕く方が、遥かに健全なのかもしれません。

                IMG_3349_1.jpg


 数日前から降り続いた九州南部の大雨も、今朝になって峠を越えたようです。長雨に打たれて、道端の紫陽花もさすがに萎れ気味でしたが、ようやく息を吹き返し始めました。。
  初夏の陽光の恋しい時期が続きます。
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