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2012.05.31 カワウソの酒
 「いいもの、手に入れましたよ」と故郷の山口出身の後輩が訪ねてきました。

 手にした紙袋から出されたのはご覧の日本酒、銘柄は清酒党ならご存知の「獺祭(だっさい)」。父の生まれ育った周東町の山奥の蔵元が、歩留まり2割3分という日本一の精米歩合の酒を作ろうと思い立ったことがきっかけで生まれました。米は自社保有田で社員総出で育てた山田錦だそうで、今から10年ほど前のことだったようです。

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 以後、この不思議な名前の酒は、アッという間に全国の日本酒党に知られるようになり、「幻の酒」化し始めているようです。山口が酒どころとは、子どもの頃から聞いたことがなかったのですが、伝統やブランドに胡坐をかけなかったからこその「モノ作り」へのこだわりが、こうした商品を生んだのかもしれません。

 ところで、この獺祭という言葉、元々は春になって魚を捕まえ始めたカワウソがが、その習性として捕らえた魚を人間が先祖を祭るときの供物のように川岸に並べることを表現したものだそうです。そこから転じて、詩や文章を書くときに、数多くの書物をひも解き、辺りを散らかすように資料が散乱している様子のことをいいます。

 確かに、酒と書物には切っても切れない相性を感じますね。貴重な一本…いま、部屋の本棚に鎮座しています。 いつ、どんな機会に開栓したものか、と思案しながら。
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