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2012.04.23 島の時間
 久しぶりに奄美大島を訪ねました。出張先の宇検村で、地元の方々と黒糖焼酎で旧交を温めた翌朝、地元紙をめくっていたら、死亡広告欄に目が釘付けに…

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 三件の広告のうち一件はご覧のように107歳、あとの二件は97歳と93歳!もちろん、死亡を告げる広告ですから、何歳で亡くなられたにせよ心痛む通知ではあるのですが、いずれも世間では「天寿を全う」という年齢ではあるのでしょう。不謹慎の誹りを覚悟しながら、あえていえば、長寿の島の面目躍如ということになるのでしょうか。 

 鹿児島市から南へ約400キロ。この時期、奄美群島はすでに梅雨の走り。南方特有の身体にまとわりつくような生ぬるい風が海から流れ込み、重い雲が東から西へゆっくりと動いて行く。濡れた舗道を腰の曲がった老女が一人…手ぬぐいで髪を包んで、どこへ向かうともなく手押し車を押しています。昨日も昨年も、たぶん、10年前も100年前も、おそらく、同じような風景が繰り返し立ち現れながら、音もなく時間がゆっくりと過ぎて行っているのでしょう。107年間、この島で暮らし続けて亡くなった方の、「時間の豊かさ」を想った旅でした。
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