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2012.04.11 若者たちへ
 この春入社した新人クンたちの現場研修が続いています。今年のフレッシュマンの特徴は「カマッテ君」なんだそうですね。

 自己啓発意欲が強く、スキルを身につけることにこだわっている…厳しい就職氷河期を経験しているだけに、自立心は強いけれど、どこかで誰かに見守って欲しいし、関わって欲しいし、声もかけて欲しい…つまり、「構って欲しい甘えん坊」の部分があるということなのだそうです。
 
 社会人となって、現場に配属されると、先輩たちには手取り足取り面倒をみる余裕もなく、「黙って後ろ姿を見て学べ」ということになるのでしょうが、それもまた試練。構ってくれそうもなければ、自ら、先輩兄姉に当たって砕けろでいくしかありません。暗中模索、試行錯誤は、私たちの世代もそうでした。いや、むしろ、今に比べると先輩はもっとツレなかったような…

 社内報用に、入社式の挨拶の書き起こし文が届きました。ブログに掲載は安易すぎるけれど、カマッテ君たちへのエールの意味も込めて、以下、ご紹介を。

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 さわやかな花日和となりました。爽やかな春陽気の中、今日、若者たちが仲間に入って来てくれました。おめでとう。「不安と期待」、というか、むしろ「不安」の方が大きいのかも知れませんが、ここに集まっている先輩たちの後ろ姿が、さまざまなことを皆さんに教えてくれるはずです。どうぞ、安心してください。

 鹿児島には「泣こかい 跳ぼかい 泣こよっかひっとべ」という言葉があります。迷うくらいなら、いっそ跳んでしまえという言葉ですが、これは、「まずは、経験しなさい」という事を教えているんですね。実際に跳ぶ事によって痛い思いをするかもしれない。上手く跳べるかもしれない。しかし、跳ばずに泣いているだけだと、何一つ学べない。再び同じ状況に直面した時にも、また迷ってしまう。新入社員の皆さんに申し上げたいのは、立ち止まるか、進むか迷った時には、思い切って進んでいただきたい、ということです。

 進む事によって失敗する事もあるかもしれません。しかし、少なくとも前に向かって転ぶのなら、会社はそれを止めもしませんし、ましてや責めたりもしません。

 一番困るのは、迷った末に何もしない事、逃げ出してしまう事です。新入社員だけではなく会社で働くすべての人に共通する話ですが、楽な経験だけ、そこで積み重ねた浅い経験知だけで生きたがる人たちがいます。以前、社長就任時に「浅瀬をつま先だって渡ろうと思わないで欲しい。思いっきり深い淵に飛び込んで一気に激流の渦巻く川を渡りましょう」とお話しました。急流とは修羅場です。その修羅場を怖がって、遠回りして浅瀬を渡るような経験は何十年続けても、財産にならない。どうか、修羅場を経験していただきたい。人間は修羅場の中でしか成長できないのです。

 当社の各セクションでも、日常の業務の中で、前にも後ろにも進めず立ち往生してしまうような辛い局面が何度も起きています。その時に自ら買ってでもその修羅場に飛び込んで、本気で悩み、本気で迷うという経験が、将来のその人の大きさや深さ、広さを決めていくものです。我が身可愛さで生きてきたり、現場の修羅場を知らずに空の理屈を振り回してきた人が、実は何の突破力も持っていないという現実を何度も見てきました。今から、色々な山や谷や激流が待ち構えていると思いますが、決死の覚悟で「ひっ跳んだ」あなた方を会社は必ず守ることを、約束します。先輩達とともに学び合いながら前に進んでいただきたい。

 そして、お集まりの社員の皆さん、今年度の予算はさまざまな要因から、かなり抑えたものとなっています。しかし、1人1人に掛かってくる数字は決して軽いものではありません。当社が安定的持続的に発展していくためにはどうしても今年度予算を達成しなければならない。この会社の舞台に集うあなたとあなたの仲間たちの未来のために、踏ん張っていただきたい。プライベートな生活とも十分にバランスを取りながら、かけがえのない一回限りの人生をより豊かにして頂きたい。それと並行して当社が業績を伸ばすことができれば、それだけで十分幸せなことです。

 ともに手を取り合い、希望を持って新しい年度をスタートしましょう。

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 この一年、悲喜交々をとりまぜて、実り豊かな日々が続きますように。


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