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2012.03.15 同郷の士来訪
 恒例の社内塾で日本総研の主席研究員、政府の東日本大震災復興構想委員でもある藻谷浩介さんにお話をしていただきました。

 出席したのは社内外の約150人。テーマは「高齢化、人口減少下の鹿児島の未来戦略」で、実数データをもとに熱弁をふるっていただいたのですが、お話を聞いていて改めて思ったのは、私たちがいかにデータ分析抜きのイメージの虜になっているか、ということです。個人所得と消費の関係、バブル崩壊後の円高と輸出額の関係…私たちの思い込みとは逆で、地域差はあるものの、個人所得の落ち込み以上に消費額が落ち込んでいるのはなぜなのか、あるいは、円高と言われながら日本の輸出額は決して落ち込んでいないのはどういう理由からなのか、等身大の現実を伝えないメディアの責任や経済学者、評論家のいい加減さをなで斬りにして、まさに「藻谷節」炸裂の時間となりました。

 藻谷さんは、「デフレの正体」(角川新書)の著者として知られ、「デフレの原因は景気循環からでは説明できず、人口の波動=生産年齢人口の減少、高齢化にある」と主張したことで知られますが、とりわけ、今後、深刻になるのは首都圏をはじめとする大都市での急速な高齢者増なのかもしれません。介護、医療などの受け皿を都市圏に用意できるとは思えませんし、早晩、都市圏から地方への高齢者の移動が始まるのではないか。むしろ、一足先に高齢社会を迎えている地方の方がノウハウを蓄積している訳で、これからの鹿児島の向かう方向として彼らの受け皿化もあるのかもしれません。

 超多忙ななか、1企業の社内塾に足を運んでいただいた藻谷さんに感謝です。

 ちなみに余談ですが、藻谷さんは私と同じ山口県徳山(周南市)の生まれ、小学校、中学校の同窓で、小学校ではともに児童会長を務めたという関係ですが、この奇縁を知ったのは社内塾の後の焼酎の席でした。
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