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2012.01.30 霊談義
「霊ってあると思います?」
と、いきなり尋ねられて面喰ってしまいました。
この週末、少々、身体がだるくて、行きつけのマッサージ店に行った時のことです。背中を揉まれながら、目下、婚活中という30歳代の女性のスタッフが「昨日、占いをする神社の宮司さんがいるというので、友人に連れて行ってもらったんだけど…」と話したいきさつはこんなものでした。

 占いが当たると評判の宮司は、その世界では有名らしく、予約が必要なほどの繁盛ぶりでした。で、ようやく彼女の番になって、「結婚したいけれど、なかなか、男性と知り合う機会もなく、気に入った男性とも巡り合えない」と相談したところ、くだんの宮司は、彼女の全身を眺めるなり、こうつぶやいたんだそうです。

 「あのね、人間は17回生まれ変わるけれど、いま、貴女はその17回目の人生を生きている」
 「え~、17回も生きて来たのですか?」
 「そうだ、で、実は16回目の時の旦那が、まだ、貴女に未練があって、その霊が貴女にとりついている。それが、結婚の邪魔をしている」
 「前の旦那ですかぁ…」
 「そうだ、すぐに除霊をしないと、ずっと結婚できなくなる。わかった、取り除いてあげよう」
 と、宮司が左の肩先(ここに前旦那の霊がいたようです)に手を置いて、ムニャムニャと訳のわからないことを唱えて、「はい、これで、よし。もう大丈夫、前の旦那の霊は出て行った」

 と、まぁ、こんな話をしたあとに、「霊ってあるの?」という質問を私に投げかけたわけです。スピリチュアルブーム、オカルト趣味など、この手の話は、巷のあちこちに転がっていて、その種の話には少々辟易なのですが、ためしに彼女に尋ねてみました。
「で、あなた、それで焦る気持ちが楽になったの?」
「私、占いを信じる訳じゃないけど、イヤな占いは信じないし、ハッピーな占い結果は信じたいと思う」
「じゃ、それで、いいんじゃない?で、いくら払ったの?」
「1時間の相談で1万円…」

 なるほど、1日8人の相談に乗って、月に20日間働けば、160万円…仕入れもないし、これは悪くない商売です。

 ところで、霊の存在を信じるかどうか…というテーマですが、正直言って、霊が存在しようと、存在しまいと、どうでもいいことだと思っています。そう答えたのでは、彼女の質問の回答にはなっていませんが、「霊がいるか、いないか、よりも、あなたが、どう感じ、生きて行く上で、どれほど意味があったのか」ということの方が、断然、大切なことだと思います。恐山のイタコではありませんが、愛する人の霊を呼んで口寄せしてもらうことで、何にも代えがたい「安息」「安堵」を手にすることを否定することはできません。その一方で、検証不能なあれこれをしゃべり散らした揚句に、法外な除霊代を要求する怪しげな人種を許す気にもなれませんが…。 

 余談ですが、人間が17回生まれ変わるという宮司の説によると、男は必ず男、女は必ず女に生まれ変わるようです。その1回目のスタートは縄文時代、さらに17回目の人生を終えた人は、霊界に行くんだと、言ってたそうですが、その説に従うと、縄文時代以前を生きた類人猿ヒト科はどうなってしまうんだろう…ま、所詮、どうでもいい話ですが(笑)

 ともあれ、前世で連れ添った夫の霊を取り除かれ、晴れて自由の身?!になった彼女に、1日も早く良縁がもたらされますように。
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