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 秋が深まって、仕事からの帰り道、道端で虫の音を聞くようになりました。スズムシ、コオロギ、キリギリス…まさに混声合唱の秋宵です。

 虫といえば、ゴキブリもクモも虫の仲間ですが、子供の頃、虫籠でスズムシやコオロギを飼って可愛がっていたくせに、なぜか、ゴキブリとなると天敵の如く嫌う女性が多いのはなぜなんだろう。見た目は、それほど極端な違いはないのですが、たぶん、「鳴くか、鳴かないか」という点が大きく作用しているのでしょうね。クモも鳴かないし。

 そういえば、虫という言葉、あの昆虫の虫が語源とは思えないほど多様な使い方をされています。たとえば…

・虫が好かない
・虫がいい話
・虫の居所が悪い
・腹の虫がおさまらない
・虫酸が走る
・虫の息
・虫の知らせ
・疳の虫(かんのむし)
・苦虫を噛み潰す
・仕事の虫
・泣き虫
・弱虫
・お邪魔虫
・点取り虫
キリがないので止めておきましょう。

 仏教とほぼ同じ頃に日本に伝えられた道教の教えに、。『三虫(三尸=さんし)』というのがあるそうです。人の体の中には災いを起こす上尸・中尸・下尸の三種類の虫が棲んでいるという。上尸(じょうし)の虫は道士の姿、中尸(ちゅうし)の虫は獣の姿、下尸(げし)の虫は牛の頭に人の足が一本くっついた姿(グロテスク!)をしていて、大きさはいずれも2寸、6センチ余りといわれます。

 で、彼らが何をしているかというと、棲みついた人間の日頃の行動を監視しているのです。その人の行い、善悪などを監視して、ある夜、その人が眠っている間に体内から抜け出して、天に昇って「天帝」に告げると言う。WikiLeaks顔負けの体内密告者ですね。江戸時代の日本では、この3匹にそれぞれ3匹の仲間がいて、この9匹の虫が病気を起したり、快・不快・上機嫌・不機嫌などの感情を引き起こすと考えられるようになったというのです。

 そういえば、子供の頃、「ウソついたら閻魔さまに言い付けるよ!」と母から脅されたもので、舌を抜かれるのが怖いばかりに正直に告白していたものでした。可愛い悪でしたけれど。

 永田町、霞が関界隈にたむろする人物たちの体内から、全ての虫を呼び集めて、シンポジウムでも開きたい気分ですが、何とも陰惨な図になるのでしょうね。
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