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かつて中国で流行った小話…

 文化大革命の嵐が荒れ狂っていた数十年前の話ですが、北京・天安門広場で一人の若者が大声で叫んだそうです。
「毛沢東はバカだ!!」
 慌てて駆け付けた警察官が取り押さえようと揉み合いになり、若者は弾みで警察官の一人の顔を殴ってしまった。当然のことながら逮捕されます。
 それから数週間後、北京の人民法院で判決が言い渡されました。
「被告人を懲役15年に処す」と裁判官は述べた上で、次のように厳かに続けました。
「懲役15年のうち、5年は公務執行妨害罪、10年は国家機密漏洩罪による量刑とする」

 どこか、「王様は裸だ!」の話に通じる小話ですが、こういう笑話、しかも、政治、統治に関わる話をアネクドートといいます。このアネクドートという言葉はロシア語で、滑稽な小話全般を指していますが、日本ではそのうち特に旧ソ連で発達した政治風刺の小話を指して用いられることが多いそうです。
知らなかったのですが、本来この言葉はギリシャ語のアネクドトンに由来し「公にされなかったもの」という意味なんだそうですね(Wikipediaより)。

 怒りや哀しみ、痛憤を笑いに変えて、知ることもかなわない権力の奥の院の汚濁と欲得の混沌を見事に見透かしてしまう人々の智恵の深さに感服してしまいます。
 「公にされなかったもの」が、この国でも、いったいどれほどあることか…
 日本のメディアの時代解像力は、前述の北京小話の域にも達していないのかもしれません。
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