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2011.10.14 小魚の煮付け
 午後から激しくなった雨が、夕方になって、ようやく収まりました。

 この時期の雨は秋雨とも秋霖、すすき梅雨とも呼ばれます。秋霖の霖という文字は当用漢字に入っていないので、日常、使われることは少ないのですが、秋の森に静かに降りしきる雨の寂しいイメージが伝わってきて、好きな呼び方です。
 一雨ごとに秋が深まって、「三寒四温」ならぬ「三温四寒」の時期なのでしょうね。

 会社の方は事業年度の後半に突入しました。東日本大震災の影響が定かに読めない中での今年度スタートで、いささか不安な上期でしたが、業績は「想定の範囲内」で着地することができました。もちろん、向こう半期の見通しは不確定な外的要因が多過ぎて、決して気を緩められないのですが、この会社に集う人たちが息遣いと歩調を調えて向かえば、道は開けるのでしょう。許しがたい超楽観的経営者、と非難されそうですが…

 最近、「老子」を読んでいます。
 紀元前580年頃に生まれ、同500年頃に亡くなったといわれていますが、実は、老子の人となりについては「史記」の老子伝に不確実な記述があるだけで、深い霧の彼方、厚いベールに包まれています。

 その老子の「道徳経」第60章に記された文章に

「大国を治むるは小鮮を烹(に)るが如し」

 という言葉が出てきます。「烹(に)る」は「煮る」であって、つまり、何か大きなマネージメントをしようと思うのなら、小魚を煮るようにしなさい、ということです。小魚を煮る時に、箸で頻繁につつき回したら、頭も尻尾もバラバラになって煮崩れてしまう。寛容を旨として、細部にわたって細々と干渉したり、やたら組織や方針や人事をいじりまわしてはならない…ということなのでしょう。ものの本によると「権力、力によって他を圧することなく、自ずから感じていけるように導くこと」とも解釈されています。

 無為自然=道(タオ)を説いた老子ならではの言葉ですが、これがナカナカ難しい!今夜は鰯を買って帰って、気長に煮込んでみるとするかな。
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