上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2011.09.07 秋の足音
 <いつからともなく、どこからともなく、秋がきた。
柿の葉が秋の葉らしく色づいて落ちる。実も落ちる。その音があたりのしづかさをさらにしづかにする。
季節のうつりかはりに敏感なのは、植物では草、動物では虫、人間では独り者、旅人、貧乏人である>

 私の故郷出身の放浪の俳人・種田山頭火がしたためた一文です。
 今日の鹿児島は朝から抜けるような秋空が広がり、お昼の気温は27度。
 その空に幾条かの筋雲が流れていて、今年は思いの外、秋の訪れを早く感じます。

山頭火の続き。

 <私は夜中に起きて月を眺める。有明月の肌寒い光が身にも心にも染み入って、おもひでは果もなくひろがる、果もない空のやうに。欲しいな、一杯やりたいな・・・そんなとき、酒を求めないではゐられない私は、亡き放哉坊の寂しい句をくちずさむ・・・こんなよい月をひとりで観て寝る
私にもひよいと戯作一句うかんだ。芭蕉翁にはすまないが。
一つ家に一人寝て観る草に月 >

 独り者、旅人、貧乏人か・・・

 今夜は、場末の馴染みのおばちゃんの店で独酌したくなりました。
Secret

TrackBackURL
→http://tenokuchinomadokara.blog133.fc2.com/tb.php/115-bb175622
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。