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2011.08.02 夏の夜の一冊

 「じっくりと時間をかけてつきあったものこそが、自分にとってかけがえのない大切なものになっていく…これは私の実感です。機械を使ってお手軽にすばやく済ませたものなど、結局は上っ面をなでただけのこと。あらすじだけを聞いて読んだ気になっている本みたいなものかもしれません。こういうやり方ばかりに慣れ親しんでいれば、真の楽しみも得られないし、自然や他人や、そして人生との付き合い方も、深みのないものになってしまうのではないでしょうか」

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 最近読んだ「生物学的文明論」(本川達雄著・新潮新書)からの一節です。本川さんは、ベストセラーにもなった「ゾウの時間ネズミの時間」でも知られる生物学者(東京工大教授)ですが、数学・物理学的発想が作り上げた「便利で豊かな社会」がいかに脆いものか、それに比べて生物、生態、つまり生命の世界が、いかに深い智恵と調和に満ちているかを、この本の中で実にわかりやすく伝えてくれています。「脳のないナマコが、どれほど頭がいい生物か」…なんて、読みたくなりませんか? 
 
 この夏、お薦めの一冊です。
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