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 死者107人、負傷者562人を出したJR西日本の福知山線脱線事故が起きたのは2005年4月25日午前9時19分のことでした。この事故により、当然、福知山線の尼崎駅 - 宝塚駅間で運転が休止されることになります。復旧工事は一か月以上経った5月31日から始まり、6月7日から試運転を開始。全線で運転再開されたのは、6月19日午前5時、実に55日ぶりのことでした。

  一方、今回の中国の高速鉄道事故です。中国東部・浙江省温州で23日夜発生、40人が死亡した高速鉄道の衝突、脱線事故で、まる一日半後の昨日、早くも運転が再開されたというニュースに、まさに仰天です。もちろん、復旧力のすごさにではなく、その無神経さにですが…。

  それにしても、原因究明のための計器が詰まっている先頭車両(まだ生存者がいたという報道もある)の運転席部分を、事故直後に重機でぶっ壊したうえ、畑に穴を掘って埋めてしまったり、鉄道省報道官が会見で「開業から日が浅く、安全面を含む多くの新たな試練に直面しているが、技術には依然として自信がある。先進的だ」と語ったり、イヤハヤ、言葉を失うばかりです。 

  さらに、ネット上で人命軽視などの批判が噴出するに及んで、共産党中央宣伝部が24日、国内メディアに対し、独自取材に基づく報道をしないよう求める通達を出したといわれています。「事故の報道は新華社の配信記事をそのまま使用し、(各メディアは)政府の懸命な人命救助や市民による自発的な献血活動など、プラス面のニュースを中心に報道するように求める。インターネット上の情報や書き込みは転電しないこと」という趣旨だそうで、テレビラジオでの報道はBGMにも配慮を求めているというから、念が入ってます。

 GDP世界二位…多くの国民が富めることは、もちろん、大切なことですが、そのことが国家の品格とは何の関係もないことを、改めて思い知らされます。むろん、ニッポン国の政治の惨状も含めての話ではありますけれど。
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